本文へスキップ

京都府言語聴覚士会の概要OUTLINE

言語聴覚療法と言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist)

「言語聴覚療法」とは聞き慣れない言葉ですが、理学療法、作業療法とならんでリハビリテーションの重要な一角をなす、近年とみに注目を集めている分野です。

「言語聴覚療法」の対象となるのは、ことばや聞こえなどのコミュニケーション機能に問題がある方々、食べること・飲み込むことに問題がある方々です。これらの方々に、専門的な支援を行う専門職が、「言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist)」です。

コミュニケーションの問題は多岐に渡りますが、主に言語聴覚療法の対象となるコミュニケーションの問題は次のようなものが考えられます。

■失語症:脳卒中・頭部外傷などの後遺症として、話す、聴く、読む、書く、計算することなどが難しくなる
■構音障害:発音がはっきりしないなど、ことばが不明瞭になる
■音声障害:声が小さくなる、声がかすれるなど、声に問題がある
■言語発達障害:同じ年齢の子どもに比べて、ことばの発達に障害がみられる
■聴覚障害:ことばが聞こえない・聞こえにくいために、言語発達やコミュニケーションに支障がある
■高次脳機能障害:記憶障害などで日常生活に支障がある
■その他:嚥下障害、吃音など

言語聴覚士は、このような問題に対して検査・評価を行ない、必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行います。このような活動は医師・看護師・理学療法士・作業療法士・歯科医師・歯科衛生士・保健師・社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員・教師・心理専門職などの職種と連携し、チームアプローチで取り組みます。

私たちは、医療機関(病院、クリニック、療育センターなど)、保健機関(介護老人保健施設、保健所、保健センターなど)、福祉機関(身体障害者福祉センター、難聴幼児通園施設、肢体不自由児施設、重症心身障害者施設など)、教育機関 (学校のきこえの教室、ことばの教室、ろう学校、養護学校など)など、さまざまな場所で活動しています。

京都府言語聴覚士会

京都府言語聴覚士会は、平成12年度に設立準備委員会が発足し、平成13年に設立されました。
京都府内に勤務する言語聴覚士どうしの連携をはかるとともに、日本言語聴覚士協会や他都道府県の言語聴覚士会との連携、医師・歯科医師・看護師・理学療法士・作業療法士などをはじめとする他の職種との連携もはかりながら、言語聴覚士の資質の向上につとめています。

会長就任挨拶                          

一般社団法人京都府言語聴覚士会会長 木村 奈緒
                                                2021年7月
  このたび、2021年5月の第6回定時社員総会の決議により会長に就任いたしました、木村と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
京都府言語聴覚士会は、言語聴覚士の資質向上、知識・技術の研鑽及び職業倫理の遵守に努めるとともに、社会的責務を果たし、地域社会における保健・医療・福祉・教育の充実に寄与することを目的に2001年に設立され、本年で20年が経過しました。2016年には一般社団法人化し、社会的にもより多くの貢献が期待され、又それに応えられる職能団体でありたいと考えております。 就任にあたり、当会の活動方針について、ご説明申し上げます。

(1)言語聴覚士の資質向上、知識・技術の研鑽

 設立当初50名弱であった会員数が現在は300名を超し、20年間で約6倍と増加しました。同じ職場に複数名言語聴覚士が在籍する施設が多く、施設内で学べる頻度は以前に比べ増加しています。その一方、病院の機能分化や言語聴覚士の職場の多様化により、自身が勤務している施設以外の状況を把握する機会が少なくなっていることは否めません。講演会や研修会を通して先輩方から経験年数の浅い世代へ知識や技術を継承すると共に、社会の変化に対応することで、多様で広い視野を持った言語聴覚士を増やしていけるよう、会として取り組んでいきたいと考えています。

(2)府内における言語聴覚士の職能の周知・啓蒙

 国家資格になって20年が過ぎ、今までの会長が職能団体として基盤を作ってこられたこともあり、リハビリテーションを支える3職種の一つとして医療・介護・福祉・教育分野内での知名度は上がってきたと思われます。しかし、具体的な職能については十分に知られておらず、一般の方々にも広く認知されているとは言い難い状況です。職業選択を考える中高生を含む一般の方への広報活動などを行い、言語聴覚士という職業の啓蒙に努めたいと考えます。また、他の職能団体や一般の方に向けての研修会や講演会も行えればと考えております。

(3)関連団体との連携・交流

 4年前に、京都府の理学療法士会・作業療法士会・言語聴覚士会が協働する「京都府リハビリテーション三療法士会協議会」が発足しました。この団体において、既に様々な研修や事業、災害時の対応などの活動を協働しながら実施してきました。今後も3職種合同だからこそ行える活動に参加していきます。又、地域包括ケアシステムの中で言語聴覚士の職能を知っていただき、専門性を発揮できるよう、関連団体との連携や交流を深めていけたらと考えています。

 京都府言語聴覚士会が発足して20年、私が第5代の会長となります。今年度より新規の理事が6名加わるなど、役員体制も改まりました。初代から第4代までの先輩と比べ未熟な会長ではありますが、役員に、そして何より会員の皆様に支えられ、会の運営に努めてまいりますので、今後も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 定款及び選挙細則

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 定款
 ・平成27年11月21日
一般社団法人 京都府言語聴覚士会 選挙細則
 ・平成28年6月26日

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 会員および会費に関する規則

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 会員および会費に関する規則
 この規則は平成28年6月26日から施行し、平成29年度より適用する。

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 会務の運営に関する規則

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 会務の運営に関する規則
 本規則は平成28年6月26日から施行する。

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 経費(交通費等)支払いに関する規則

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 経費(交通費等)支払いに関する規則
 本規則は平成28年6月26日から施行する。

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 顧問に関する規則

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 顧問に関する規則
 本規則は平成28年6月26日から施行する。

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 職務内容規定

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 職務内容規定
 本規則は平成28年6月26日から施行する。

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 組織図

一般社団法人 京都府言語聴覚士会 組織図
 ・2019年5月改訂

貸借対照表の公告

 2022年6月5日(日)一般社団法人京都府言語聴覚士会2021年度総会において、第2号議案2021年度会計報告が承認されましたので、一般社団法人京都府言語聴覚士会定款第7章第51条2項および第9章第57条1項により、賃借対照表を掲示します。
一般社団法人京都府言語聴覚士会
会長  木村 奈緒
2021年度 貸借対照表
 ・2022年3月31日現在
2020年度 貸借対照表
 ・2020年3月31日現在
2019年度 貸借対照表
 ・2019年3月31日現在
平成30年度 貸借対照表
 ・平成30年3月31日現在

一般社団法人
 京都府言語聴覚士会

〒604-8854
京都府京都市中京区壬生仙念町30
京都市地域リハビリテーション推進センター内

kyotost@nifty.com

入退会・異動時のご連絡は
stkyotojimu@gmail.com